●日本で初めての開催となるダウンヒルマラソン。欧米ではかなり人気のある大会のようで、大きな大会ともなると1000人もの参加者があるそうです。大会形式としてはクロスカントリーの下り版ともいうような形式で、普通のダウンヒルの大会と大きく異なる所はすべての参加者が一斉スタートをするというところでしょう。日本初の開催地は長野県の野沢温泉スキー場でコース全長は約14キロ程でそのうち10%程の登りがあります。そのため、本気で走る人から友達同士や、家族でゆっくりと走行もできので自分なりの楽しみ方で走ることができるのが大きな魅力と言えるでしょう。また、他人の助けをもらったりしてもいいといったところもこの大会の特徴ではないでしょうか。
装備としては登りがあるので100〜150mmのフルサスフリーライドバイクで前後油圧ブレーキ。長いコースなのでパンクの危険が低くなるチューブレスタイヤ。太さは登りの事も考えて2.0〜2.35の太さ。ギアはフロントはシングルよりも2枚以上合った方がいいでしょう。そしてドリンクがその場で飲めるキャメルバックに携帯工具、パンク修理キットに変えチューブ、携帯ポンプ。体の装備はヘルメット、グローブはもちろん足あてを中心にプロテクターとアイウエアーも必要でしょう。
1日目はまず義務付けをされている試走を行います。以前にプレス公開の時に一度走っていますが、少しコースレイアウトが変わっていました。全体的なコースの雰囲気を確認しました。
午後から予選開始ですが、この予選は明日の決勝のスタート順を決めるために行われるので予選落ちは無く、5組みに別れておこなわれます。しかし、自分は試走が思ったよりも時間がかかってしまい、午後1時からのスタートまでに間に合うことが出来ず、10分遅れでの出走となってしまいました。
結果はスタートの遅れが響き、382位でした。
夜にはウェルカムパーティーが行われ、本日のゼッケンに明日の番号のステッカーを張ってもらいます。さすがに600人を超える参加者がいるため会場は人で一杯でしたが地元の子供たちによる道祖神太鼓のパフォーマンスもあり盛り上がっていました。
パーティーの後は温泉街に13カ所ある無料温泉や足湯があるのでそこでゆっくりと休みます
●決勝日です
1本の距離が長いので朝一で練習するか迷ったけどどうせ走るならなるべくいい順位にしたいので走ることにしました
朝露のせいか、昨日の予選よりコースは滑ります。予選では迂回コースを走りましたが、決勝ではすべて最短ルートを走ることにしていたので、難所の攻略を重点を置いて走りました。まずはほぼ垂直にベニア板が設置してあるセクション。看板のようにあまりに切り立って置いてあるのでジャンプする力のない我々はクラシックのスタッフ北山の攻略法のよじ登りをすることに決定。
次の難所は林の中に設置したベニアの台。ここは強引に横の木の中を走ることにしました
続いての難所はドロドロ区間と担ぎ区間。ここは端にある草の上を走って通過し、続いての担ぎではなるべく泥の深くないポイントをさぐりつつ上がります
ここを過ぎてしまえばシングルトラックと少々の下りがあり舗装区間となります。
舗装区間ではドロドロ区間で付いた泥をなるべく落とし、キャンバー区間へと続きます。ここは一部滑りやすいですが、しっかりとタイヤのサイドエッジを立てていくと以外と滑りませんでした
その後は今回最大斜度の上級コースと上り返しのある迂回路へと分岐します
上級はかなりの斜度があるのですが、自分は本番のみここを通ることにしました。なぜなら自分の技量だと乗車したまま下ることができないくらい急だからです。
この後は迂回路なしの短い激坂がありまた上級コースと上りのある迂回コースと分岐します
ここを上級コースに行くときついキャンバーを通り、三度目の激坂となります
そして迂回路と合流してここからは上りと下りが交互に連続三回あります。ここに来る頃にはかなり疲れて来ているので特に二度目の長い登りはこたえます
そして三度目の登りを上り、少し下った所にあるスキーのジャンプ台の所でゴールとなります。
いよいよ決勝スタートです。600人以上もの参加選手が集まった光景は圧巻です。スタート地点には昨日の夜のパーティーで盛り上げてくれた道祖神太鼓のパフォーマンスがあり否応無しに気分があがっていきます。
ついに一斉スタート!最初の芝の区間を雪崩のように黒い固まりが移動します。その時少し前で転倒があり集団で走行していづので転倒の固まりがみるみる広がります。自分は運良くその転倒をさけて通り抜ける事ができました。その後に来る上級コーストの分岐に差し掛かると凄い渋滞が発生していました。まるで何かのアトラクションを並んで待っているかのように全く動きません。動きだしたかと思うと今度は看板ジャンプの板の前で渋滞です。ここは迂回よりも看板の所の方が空いていたので予定道りに看板の方に行きました。ココまで渋滞すると、周りも自分も順位というよいりみんなでこのセクションを超えていこうといったかんじで前にいった人が次の人のバイクを引き上げて手伝います。
その後は順調に進むことができ、ドロドロ区間を走りますが今度は担ぎの区間でまたもや渋滞。足が沼にハマりながらもなんとかここも超えることができました。舗装区間、キャンバー区間を超え、最大の難所の激坂区間です。せっかくならなるべく良い順位が欲しかったので迂回では無く激坂を選びました。ここは自分の技量では乗車したままは下れないので自転車を引きずりならが滑り台のように下りることにしました。しかし、斜度があまりにきついため一回滑り出すと止まりません。周りの草を掴みながらなんとか下まで下りることができたので息を整えて次の激坂に挑みます、さらに次の上級コースも試走をしていたおかげでスムーズにクリア。
ここからゴールへと上りと下の連続区間。さすがに休み無しで下って来たので登りでは押すしか無く、頂上に着くころにはふらふら。なんとか最後の力を振りしぼって下りへ。遅いライダーを何人かパスしてやっとゴール。順位は202位で44分02秒でのゴールでした。凄い達成感があり、今までに出場したどのDHのレースより楽しんで参加することができました。
来シーズンからはシリーズ選で行われるそうで、非常に楽しみです。 |